介護職の外国人技能実習生を受け入れるには

技能実習制度法改正に伴い「介護」が技能実習の対象職種として追加されました。海事協ではこれまでの水産加工業・食品加工業での受け入れに加え、介護職で技能実習生受入を検討されている企業様のサポートを行ってまいります。介護においては、日本人でも高度な対応が求められる分野でもあります。技能実習生の受け入れ及び準備にあたっては、窓口となるご担当者様だけではなく、病院及び施設全体で、技能実習制度への周知と正しい理解がなされていることが、スムーズな受け入れのカギとなることが見込まれます。外国人技能実習生の受け入れ実績10年以上の経験と豊富な知識、充実の教育施設と教育環境、質の高い日本語教育と生活指導に至るまで、安心して技能実習生の受け入れが行えるようサポートできるよう、現在体制を整えているところでございます。日本語レベルはもちろん、技能実習生の人柄も重視しています。笑顔で対応できるかどうか、しっかり挨拶ができるかどうかなども大切な要素の一つとして検討しております。

今後の介護職受け入れについて

今後の介護職受け入れに関するQ&A

Q1.介護技能実習生はどこの国から来ますか?

海事協が提携するベトナム送出機関の介護技能実習候補生から選抜を行います。ベトナムは年配者を大切にするという風習があるため、介護従事者にとって必要な資質をすでに兼ね備えているという点で介護従事者向きであるとも言えます。

Q2.介護技能実習生の日本語レベルはどのくらいですか?

入国時でN3レベル(簡単な日常会話が理解できる程度)を目指しています。入国前にもTV面接等で技能実習生の学習状況をご確認いただけますので、現場の方針なども通訳を交えながら実習前に伝えておくことも今後、可能です。

Q3.介護技能実習の対象となる業務は何ですか?

身体介護(入浴・食事・排泄などの介助)を全業務のうちの2分の1以上とする他、身体介護以外の支援(掃除・洗濯・調理などの関連業務)や周辺作業(身体介護やその関連業務以外の業務としてお知らせなどの掲示物の管理など)があります。

Q4.介護技能実習生は、最長で何年間技能実習を行うことができますか?

実習先が監督機関から優良認定された場合、最長で5年間(技能実習3号)実習可能です。但し3年で「専門級の試験」に合格すること、3年を終えたら一定期間一時帰国させる必要があります。

介護技能実習生の教育環境について

「介護潜在国」であるベトナムで益々高まる教育ニーズ
日本の優れた介護サービスと高いコミュニケーション技術で、未来を担う人材育成を

ベトナムでは今、介護の人材教育に対するニーズが益々高まってきています。将来、ベトナムも高齢化社会になっていくことを見据え、技術・サービス共に優れた介護先進国である日本の介護技術を学ぶため、ベトナムでは多くの介護関連の教育機関が設立されています。海事協が提携しているベトナムの日本語教育機関では、介護の技能実習を希望する候補生の中から特に優秀な人材を選抜し、海事協独自の強化プログラムで日本語の基礎力を高め、入国時にN3程度の日本語力が身につくことを目指し、厳しい生活指導の下、1日10時間の講義を受ける予定です。介護現場での指導経験を持つ日本人講師による介護指導も行われる予定です。日本での生活やマナーなど日本語以外の要素も学習する他、定期的に候補生たちの学習状況を確認していくため、質の高い技能実習生が期待できる見込みです。

ベトナム介護技能実習生の教育環境

介護技能実習生の選抜 ■介護技能実習候補生の中から
特に優秀な候補生を選抜予定
介護の技能実習候補生たちは、厳しい競争環境の中、共同生活をともにしながら学習に励み、日々切磋琢磨しています。海事協では、日本語能力・コミュニケーション能力などの一定基準を満たす候補生を選抜し、海事協独自の強化プログラムを受講することによって、日本語の基礎力が身についた状態での入国を目指します。

介護の技能実習に必要な福祉用具も学習 ■介護の技能実習には欠かせない
福祉用具を使いながらの学習
今のベトナムには「介護」という概念が存在せず、日本で言う「介護」にふれる内容は「看護」の一環として行われています。日本の介護環境を再現するため、技能実習には欠かせないベッドや車いすを導入し、介護実習を行う部屋には、福祉用具の用具名が書かれたイラストが壁一面に張り出されています。

入国前から生活指導を徹底 ■選抜メンバーは生活指導も徹底
挨拶・笑顔・規則正しい生活
入国後はもちろん、入国前にも日本式の生活指導(清掃・整理整頓・挨拶・マナー等)を行うことで、技能実習生が入国後の生活を安心して始めることができます。介護現場で求められる笑顔での対応ができることも重要視しています。また、日々の日課として体操を取り入れるなど技能実習生の健康維持にも努めています。

海事協のオーダーメードプランについて

外国人技能実習生を初めて受け入れる皆様によりご安心いただけるよう
様々なプランをご用意する予定です。お気軽にお問い合わせください。

海事協では、受け入れ企業の皆様が「安心」して外国人技能実習生の受け入れができるよう、外国人技能実習制度についてのご説明や海事協の教育施設・日本語教育(集合講習)の様子などを実際にご覧いただける見学会も随時開催しております。また、受け入れ企業様の現場によって「現場の基本方針などを事前に伝えておきたい」など、ご要望に合わせ、現地の日本語教育機関(送出機関)と連携した様々なプランもご用意・ご提案しております。例えば、入国後の日本語教育(集合講習)は通常1か月ですが、2か月に延長し、現場でよく使用する用語などを教えることも可能です。まずはご希望をお聞かせください。

介護の外国人技能実習生受け入れ安心プラン

通常1か月の日本語教育(集合講習)を2か月に延長も予定 ■通常1か月の日本語教育(集合講習)を2カ月に延長することも予定外国人技能実習生は入国後、必ず1か月間、受け入れ企業で実習を行う前に日本語教育及び必要な生活指導等、事前集合講習を受ける必要があります。例えば「現場でよく使用している用語を事前に教えてほしい」などのご要望に合わせ、1か月間の事前集合講習をご希望に応じて2か月に延長するなど柔軟な対応が可能です。

学習進捗状況をTV面接で確認 ■介護技能実習生の学習状況をTV面接でご確認いただけます来日が決まった実習生たちは、日本で働くことを楽しみにしながら一生懸命日本語を勉強していますが、来日までには時間を要します。その間の学習状況等、受入企業の皆様にご安心いただけるよう、海事協ではTV面接の機会をご提供しています。これにより、介護技能実習生たちと直接コミュニケーションをとることが可能です。

現地での「直接指導」を可能にするプログラム ■現地での「直接指導」を可能にするプログラム介護の現場はその現場毎に「カラー」があります。施設としての特徴やサービスの違いはもとより現場での動きは、各施設によって異なるものです。そこで、海事協では受け入れ企業の皆様が実際に現地で介護技能実習生に対し「直接指導」を行うことができるプランをご用意する予定です。ご希望の場合は別途ご相談下さい。

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お問い合わせの多いご質問

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