惣菜・食品製造業での受け入れについて

外国人技能実習生の受け入れ可能職種として惣菜製造業が認定されたのは2015年。受け入れが始まってまだ数年という分野ではありますが、日本の食品製造現場における安全・安心への意識の高さは、世界でも注目されています。安全・安心を生み出す優れた衛生管理体制を維持しながら、大量調理可能な生産技術・技能が今まさに外国人技能実習生の母国にとって必要とされています。 また、日本国内においては高齢化社会に伴い、即食可能な惣菜へのニーズが益々高まっていくことが予測されます。近年では高齢者向けの弁当宅配サービスなどでも、骨をあらかじめ抜いてある魚を提供するなど、高齢者への配慮が感じられるひと手間を加えたものも多く見受けられます。日本人のこのような細やかな配慮やお客様に対するサービス・考え方を学ぶことは、必ず近い将来技能実習生の力となると考えております。

外国人技能実習制度

惣菜・食品製造業の受け入れに関するQ&A

Q.外国人技能実習生を受け入れるまでにはどのくらいかかりますか?

外国人技能実習生受け入れのご希望をいただいてから約6か月~7か月程度必要です。中国とベトナムそれぞれの送出機関により日本語を習得するための期間にも差があるため、詳細につきましては別途ご相談ください。

Q.安全衛生についてはどのように指導していますか?

海事協の日本語教育(集合講習)時に異物混入など、安全衛生に欠かせない用語だけでなく、なぜ日本の水産加工業において安全衛生が重要なのかなどの理由も指導。教材内に中国語とベトナム語の翻訳があるのでスムーズに理解できます。

Q.惣菜として外国人技能実習生を受け入れるための条件は?

サラダや揚げ物等のそうざい製造業及び調理パンや弁当等を製造する飲食店営業(いずれも食品衛生法に基づく営業許可を有する)であり、且つ大量調理可能な設備とマニュアルがある等、一定要件がございます。詳細は別途お問い合わせ下さい。

Q.惣菜・食品製造業の技能実習生は、最長で何年間技能実習を行うことができますか?

優良団体及び優良実習先であることが監督機関から認定された場合、最長で5年間(技能実習3号)実習可能です。但し3年で「専門級の試験」に合格すること、3年を終えたら一定期間一時帰国させる必要があります。

惣菜製造・惣菜加工における外国人技能実習生の実習内容と教育について

惣菜製造・加工の必須作業とは ■惣菜製造・加工の必須作業は
調理加工作業が中心に
惣菜製造・加工における実習の中で必須作業とされているのが原材料の下処理加工から「煮る」「焼く」「茹でる」「揚げる」「炊く」等の調理加工、加熱・冷却・成型等の作業です。調理加工作業後の盛り付けや発送手配は関連作業とされています。

受け入れ企業様のご要望に応じ現場用語の事前学習も可能 ■受け入れ企業様のご要望に応じて
「現場用語」の事前学習も可能
一口に「惣菜」と言っても、和・洋・中華惣菜、米飯・弁当、調理麺・調理パン、生野菜サラダ・カットフルーツに至るまで多岐に渡り、覚える言葉も一様ではありません。海事協では受け入れ企業様のご要望に応じて、ご指定いただいた用語の事前学習を行うことも可能です。

入国前から生活指導を徹底 ■毎日の徹底した清掃で
安全衛生に対する意識を育てます
海事協では、日本語教育指導はもちろんのこと、毎日の生活そのものが技能実習生にとって学習機会と捉え、生活指導にも力を入れております。特に清掃や整理整頓を徹底して行うことで、食品製造に欠かせない安全衛生に対する意識の育成にもつながります。

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