先日、5月に入国した技能実習生が、海事協の集合講習を終え、実習先へと向かいました。
この靴箱には今、新たに入国したばかりの実習生の靴が入っています。
毎月、多くの実習生を見送りますが、
実習生たちは「海事協の生活は本当に楽しかった」と笑顔で言ってくれます。
バスの窓を開けて、一生懸命手をふる実習生たちに
私たちは精一杯、応援の気持ちを込めて手を振り返します。
入国したばかりの時は、家族と離れてさびしい気持ちになったり
慣れない日本の生活ルールにとまどったりしていた実習生も、
健康診断、料理・掃除などの当番、日本語の集合講習、労働について学ぶ法的保護講習、
交通ルールや身を守る為の警察講習、買い物体験…等、
海事協で中身の濃い1か月を過ごす中で、
だんだん前向きな姿勢を見せるようになっていきます。
たった1か月。されど1か月。
限られた時間の中で、どのように生活を教え、どのように日本語を教え、
どのように楽しい記憶を作っていくのか、同じ1か月でも、環境や質が違えば結果も変わります。
“日本に来て本当に良かった”“海事協に来てよかった”
今、入国したばかりの実習生たちが来月巣立つときも、そのように感じてもらえるよう、
職員一同、しっかりとサポートして参ります。
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